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雲裏銀輝
好きな言葉は? と聞かれると、いつも思い浮かぶ文があります。
Every cloud has a silver lining.
中学生だったか高校生だったか、英語の辞書に書いてあった言葉です。
どんな雲もその裏は銀色に輝いている。
初めて飛行機に乗ったとき、小学校1年生だったと思いますが、雲をつき抜けたとき、晴れているのにびっくりしました。たぶんその光景だと思いました。雲の下は雨だったり暗かったりしますが、突き抜ければその裏は晴れです。いつだって。
空を見上げると、ああ、あの雲の上は晴れだなと思う。
困ったとき、大変なときは、いつもそうやって空を見上げては思っていました。もうちょっとがんばろう。そうしたら雲を突き抜けられる。
落款を作ろうと思ったとき、この言葉を使おうと思いました。もちろん自分の名前でもよかったんですが、座右の銘でもいいと聞きました。それで、漢字にしなきゃならなかったので「雲」「裏」「銀」「輝」と並べていただきました。
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